■診療室から ”産科医から未来のママへ”いよいよ連載開始!
<岡先生のQ&Aのコーナーもあわせて御覧下さい>
”産科医から未来のママへ”
その1 産科施設の選び方 前編 (ドキドキ 初めての診察)
「妊娠しちゃったみたい。でもどこで診察を受けたらいいの?」「産婦人科なんて初めて!」そんな女性も多いことでしょう。
生理痛がひどい、下腹部が痛いなどの症状があり、婦人科系の病気を疑いながらもなかなか受診するのには抵抗を感じるものです。しかし、妊娠の可能性がある以上は受診しないわけにはいきません。
★さて、あなたは何を基準に医療施設を選びますか?
単に「建物がきれいだから」そんな理由で、受診する女性もあるようです。しかし、顔だけでその人の人間性を判断してはならないのと同じで建物の外観だけでその医療内容を判断するのは誤りです。 「大きな病院がいいの?小さな病院?、それとも助産院?」<これは結論から言えば、病院選びの基準にはなりません>大きな病院なら
偶発的な合併症(例えば分娩時の大量出血や新生児仮死)などが起こった際には、迅速で確実な対応が出来ます。ただし、せっかく外来診療で顔なじみになっていた医師が、 分娩時に必ずしも立会ってくれるわけではなく、卒業したての、経験不十分な若い医師が分娩に立会うこともあり得るのです。小さな病院なら
緊急の場合のに限界があります。現実に私のクリニックでも、開院後2年間に何人かの母体や新生児を、病院に搬送しました。 ただし、無痛分娩に対応したり産後にはフランス料理を楽しめるさらには、美顔エステまで受けられる!(以上全て私のクリニックのことです)なんていうのは大病院では無理です。助産院なら
女性同士であるという気安さもあるでしょう。例えば水中分娩の有用性を勧める施設もあります。さらに産後の母乳指導については、我々医師よりはるかに優れた指導をされているようです。しかし、当然ながら、合併症への対処には個人医院よりさらに限界があります。
date 2000,3,23 次回へ
その1 産科施設の選び方 後編
(こうして選ぼう!)それでは実際にどんなふうにして産科施設を選べばいいのでしょうか?
<いい産科医、悪い産科医>
多くの方はいわゆる「口コミ」を参考にされることでしょう。友人やご近所の方など、多くの方に尋ねてみられるのも良い考えです。ここでは産科医である私から見た産科医の善し悪しの見分け方をお教えします。
まず、看護婦や他の職員の表情を見ることです。医師の診療内容に問題があるとそれが職員の表情に、知らず知らずのうちに現れてくるものです。「この先生、またこんなひどいことをして!」そんなふうに思いながら勤務をしているからです。さらに
患者さんを前にして、医師が看護婦をしょっちゅう怒鳴りつけている。これも要注意です。もちろんその医師の性格や看護婦自身に問題がある場合もあります。しかし、院内に暗い雰囲気があるのは院内の人間関係がぎくしゃくしている証拠なのです。
次に患者さんの前で他の医療施設の悪口を平気で言う医師これも信用できません。これは産科医に限りませんがよほど根拠があるか、以前に相手から何らかの手痛い被害を被ったということでもない限り良識ある社会人なら他の同業者の悪口を、第三者の前で言ったりはしないものです。
最後は相性です。結局は人間関係がものを言うのです。とりあえずは評判の芳しい施設を訪問し、実際に医師と直接話をしてみることです。その上で意思の疎通 がはかれなければ別の施設にかわるくらいの気持ちで十分に話すことです。最終的には受診されるご本人と医療者側との人間関係より正確に言えば相性ということになります。
私達も、いろんな患者さんを前にしてどのように指導すればいいのか、何か重大なことを見のがしてはいないか決して油断はしていないつもりです。妊婦さんとは、初診時から分娩まで数カ月にわたる真剣勝負なのです。しかし本当に自分の気持ちを理解してくれる患者さんもいればどうしてもコミュニケーションをとりにくい患者さんもいます。そのことは患者さんの側からしても同じことです。納得できないことは遠慮なく質問すること。医師の側からも質問してきます。そういうことを繰り返してこそ信頼関係がうまれるのです。質問や疑問に答えようとしない医師などはもってのほかです。
★ 産科施設の選び方 結論 ★
建物で判断するな!まずは周辺の評判を聞いてみること自分自身がどのような出産をしたいと思っているかその上で、大病院か個人医院、または助産院かを選ぶ勤務している職員の表情をよく観察する事務員があまりに無愛想なのも要注意。そして一番大切なことは実際に医師と納得のいくまで話すこと医師との信頼関係が最も重要です。
出産は妊婦だけではなく医師にとっても真剣勝負なのです
2000,3,27 次回へ
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案ずるより産むがやすしとはよく言ったものだと思うくらい安産でした。太り過ぎず、なるべくいつもとおなじ生活をし、いたずらに怖がらず、皆、産んでいるんだ、私も大丈夫と思い込んで出産に臨んで下さい。
出産したら、夫婦二人の時間がなくなります。出産までの時を二人でゆっくり楽しんでください。
一人目より二人目のとき、生まれてすぐかわいく思い。二人目より三人目の時は妊娠した時からかわいく思いました。
1回目は何もかもはじめてでよくわからなかった。なんとなく入院が過ぎて、家に帰されたという印象で出産の実感もあまり感じなかった。何でも聞きやすい病院を選んでほしい。
今後のことになりますが、病院で過した子どもとの時間を、これからの育児の中で時々思い出して欲しいと思います。悩むことや疲れることもあるけれども、出産における感動や喜びを忘れないで、がんばってほしいと思います。
出産は病気ではないので、時には楽しみながら、ゆったりとその時間を迎えて下さい。
自分自身で自分の意思を持って出産してほしい。
耳寄り情報
子連れ入院出来ます
二人目のの出産などの場合に子どもを連れて、
入院出来ますので安心して出産できます。
ご主人の勤めの関係や、実家が遠方であるなどの理由で、
里帰り出産やお手伝いしていただける方がいない場合には助かります。
東京都
賛育会病院 東京都墨田区太平3-20-2 03-3622-9191
但し、個室を使うことが必要です。
ご主人も一緒に泊まったり食事が出来ます。
お爺ちゃんお婆ちゃんも泊れます。
京都市
川村産婦人科 京都市左京区下鴨高木町40 075-781-0029
分娩方法もいろいろ
満足のいくお産をするためには、
妊婦自身がどのような産み方をしたいかによって
産むところが変わって来ます。
お産は、自然な営みであって病気ではありません。
医師や助産婦さんと信頼関係を築いて、
自分自身で選んだお産をしましょう。
ひとくちに産院といっても。国公立病院、大学病院、
総合病院、産科専門病院、個人の産婦人科医院。助産院など、
入院施設にもいろいろなタイプがあります。
また、設備も違ってきます。
自分らしい産み方を選んで下さい。
満足のいくお産の第一歩は産院選びからスタートです。
ラマーズ法
精神予防性無痛分娩と呼ばれた分娩法から始まりました。
妊娠中から心と体の準備をすることで、
お産の恐怖心や不安を取り除き、リラックスした状態でお産に臨み、
痛みを乗り越えて自分の力で赤ちゃんを産む分娩法です。
ソフロロジー
赤ちゃんを産み出す時の陣痛を痛みとしてとらえるのではなく、
積極的な喜びとしてとらえようという考え方です。
訓練は、東洋的な座禅やヨガの様式が取り入れられています。
呼吸法と関連づけて、筋肉のリラクゼーションを行ない、
精神的、肉体的な訓練をくり返すことで分娩を自分自身ものとします。
痛みを乗り越えるためにイメージトレーニングを行なって、
それを実際の分娩に活かします。
この分娩方法は、単に陣痛を乗り切るだけのものではなく、
お産を妊娠、出産、育児につなげていく女性の人生のプロセスとしてとらえていきます。
出産の感激を貴重な人生経験としてその後、困難が生じた時に、
それを自らの力で乗り切る精神も育まれます。
通常は、この方法を完全にマスターする必要はありません。
分娩室では助産婦さんや看護婦さんがサポートしてくれます。
アクテイブバース
産婦さんが主体性をもって、
積極的な気持ちで出産に望むことです。
産む時の姿勢や陣痛時の過ごし方、
呼吸法やリラックス法等決められたことはありません。
陣痛が始まったら、歩きまわったり、座ったり、マッサージをしたり、
自分が一番リラックスできる姿勢や方法で痛みを乗り越えます。
出産時も分娩台に乗らずに自分の好きな体勢で産みます。
坐位分娩
上体を起こした姿勢で産む方法です。
お母さんにとっても赤ちゃんにとっても、
メリットが多いといわれています。
最近では専用の分娩台を設置する病院が増えています。
上半身を起こした姿勢でいきむのは、寝た姿勢よりもお腹に力が入ります。
座って分娩しますとお産の進行状況がよくわかり、
リラックスして出産できると言われています。
麻酔分娩
麻酔分娩は痛みに対する恐怖心を持つ人や、
痛みにパニックを起こす人。
心臓病や血圧が高いなど身体に過度のストレスがかかると、
危険である産婦さんには有効な分娩方法です。
痛みを取り除くことでお産の緊張を取り除き、
骨盤や子宮周辺の筋肉をリラックスさせて負担のかかりにくいお産です。
麻酔分娩は、特殊な技術と設備が必要で、
普通の分娩よりも手間と人手がかかるので、
どこでもできるというわけではありません。
誘発分娩
自然な陣痛がくるのを待たずに陣痛促進剤をつかって、
陣痛を誘い計画的にお産を進行させることです。
お母さんや赤ちゃんに何らかの以上があったり、
出産時に異常が予想されるなどの医学上の理由で、
早めに出産しないと危険である場合に多く用いられます。
産婦さんの側の理由から前もって分娩する日時を決めたいという場合や、
医療サイドの都合で行なわれることもあります。
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