■ 未熟児相談室 未熟児の離乳食について教えて下さい。
離乳食の開始のことで質問なのですが、未熟児で生まれた場合は、遅い方がいいのでしょうか?
29週で約1800gで産まれ、現在6ヶ月で、体重7800gです。
修正では、4ヶ月に入ったところです。未熟児は、腸などの発達も遅くなっているのでしょうか?
ずっと、母乳でしたが、保育園に預けるため、3月より1日1回のミルクを追加しました。
未熟児の場合の、離乳食について詳しく教えてください。お願いします。
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回答 たまごママネット医師団
最近は未熟児の治療成績が向上し、400gでお生まれのお子さまも、予定日前に退院するようになりました。私たちの外来では、未熟児の体重増加曲線や、修正月齢は使用していません。
1歳半健診や、3歳健診でとても発達の良いお子さまなので驚いて在胎週数を、早産児であったり、NICUの卒業生であったりすることがあります。
逆に何らかの障害を残して退院しても、ご家族が懸命に傍にいて支援してくださっていますので、食事の問題は少なくなってきました。したがって、離乳に関しても特に問題視することはありません。人は、飢餓と怪我から身を守るように進化しましたので、特に消化管の機能はとても高く、また生後の適応も高いと考えられますので、未熟児であるから腸の発達が遅いことは考える必要はありません。
離乳食の基本は栄養だけではなく、生活している家庭や地域などの食生活として考える必要があります。
乳汁を吸うことから、食物をかみつぶし飲み込む機能が発達して行くにしたがって食生活を進め、個人差だけではなく家庭や地域の食生活として進めてゆくものです。
極端な例ですが、英国の小児科医であるイリングワース先生は著書のノーマルチャイルドの中で、母乳が出ない場合には1〜2か月で離乳しても良いと考えていると述べられています。もし発達がゆっくりの場合には、首がすわり、支えると座ることができ、食べ物を見るとよだれをたらしたり、口を開けるようになったら開始すべきでしょう。
でんぷんを分解するアミラーゼと呼ばれる酵素の活性は正期産児では生後5か月頃から高まってきますが、でんぷんを早く与えるとその活性も早く高くなると考えられます。
最近はアレルギーの問題もあり、日本の離乳開始時期はやや遅く、一般的には5か月から初めて、完了時期は1歳から1歳3か月頃までです。最初の1か月(離乳初期)はどろどろ状のものを与え、次の1〜2か月(離乳中期)は舌でつぶせる硬さのもの、次の2〜3か月(離乳後期)は歯ぐきでつぶせる硬さのもの、最後の3〜4か月(離乳完了期)は歯ぐきでかめる硬さのものを与えることになっています。
個人差や家庭の事情により当然変化します。(私は唾液のアミラーゼとでんぷんを混ぜるために、ミュータンス菌にかまわず、口移しで食べさせたことがありました。)アレルギーに関しては、離乳を1か月ほど遅らせ、たまごの摂食をさらに1か月以上遅らせることがかつて推奨されましたが、最近はもっと複雑で、一般的なことについての詳細は1995年に発表された「改訂離乳の基本」に示されています。
激しいアレルギーを持つ子どもは、生後3日以内に血便、下痢などの症状が現れることがあり、アトピー性皮膚炎に陥ると思われる皮膚の異常が見られる新生児も増えてきましたので、アレルギーを専門とする小児科医と相談しなければなりません。
白川先生 産業医大小児科 05.4.6
4月からは、生後6ヶ月から、4歳までのBCG直接接種になるようですがどうしてでしょうか。
予防接種のことですが、市町村からツベルクリンとBCGの連絡がきました。
4月からは、生後6ヶ月から、4歳までのBCG直接接種になるようで、最後のチャンスです。もれなく接種しましよう。と、書かれています。
反応を調べなくて、直接BCGを接種することとどう違いがあるのでしょうか?
あと1つは、未熟児だったので、シナジスを受けていますが、予防接種はシナジスを受け終わった時から始めた方がいいのか、迷っています。現在、4ヶ月に入り、体重6300gです。貧血のためインクレミンを飲んでいます。
予防接種は、三種混合と、BCGの連絡がきています。
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回答 たまごママネット医師団
結核予防法が改正され平成17年4月1日よりBCGの接種方法が変わります。今までは、生後3ヶ月から4才未満の乳幼児にツベルクリン反応を行い、陰性(結核にかかっている心配がない)を確かめてBCGを接種していました。
今回の改正で生後6ヶ月未満の乳児がBCGを接種の対象になりました。この時期には結核にかかっていることは非常に希なことなどから、ツベルクリン反応は行わないでBCGを接種します。
この期間の変更で、もし4月1日の時点で6ヶ月以上になっていると公費での接種ができなくなり、自費で接種を受けなければいけなくなります。そのため、4月1日の時点で6ヶ月以上、4才未満でまだBCGを受けていない人は3月中にBCGを受けることが勧められています。
質問の赤ちゃんの場合、4月前にツベルクリンを受けてからBCGをするか、4月になってからBCGだけを受けるか丁度ぎりぎりになりそうです。どんなに小さく生まれた未熟児でも予防接種は生まれたときからの月齢で受けることができます。また、シナジスは普通の予防接種とは異なり、三種混合やBCG、ポリオなどの予防接種と一緒に受けることもできます(私は何回も針を刺すのがいやで1週間離しています)。
貧血のためのインクレミンは予防接種には全く支障ありません。どのようなスケジュールで予防接種を行ったらよいかなるべく早くかかりつけの小児科の先生と相談するのがよいと思います。渡辺先生 山形県立中央病院小児科 05.2.3