■育児相談 生活リズム&睡眠 ねんねの時間になると、大泣きし、3〜4時間寝てくれず困っています。
1歳8ヶ月の男の子、この4月から保育所に通っています。
最初はなれなかったが保育所に行くのが大好きになりました。ただ今週、家に帰ってくると大なきするようになりました。
特に体調が悪いわけでもなく。急に暑くなったのか、と冷房を使ったり、あやしたりと。
ママやパパとの時間が短くなったからかともおもいできるだけ時間を掛けて遊んだり、ご飯を食べさせたりしています。ねんねの時間になると、大泣きし、3〜4時間寝てくれません。
日ごろは7時前に起き、7時45分頃保育所へ。
19時には家に帰り、ご飯、お風呂をして、21時はねんねするようにしています。いまは20時ごろから 、なき始め0時をすぎても寝ず、1時をすぎてやっと泣きながらんねんねしています。
まだ十分話せないことから来るものなのか、ただの甘えたなのか、夜泣きなのか、よくわからず困っています。
何かいい対処方法などあれば。ついつい大きい声で怒ってしまいます。なにがしたいかきいてもいやいやしか言わず、何をしてほしいかわからずこまっています。
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回答 たまごママネット医師団
お返事遅くなりまして申し訳ありません。
1歳8ヶ月の男児で、寝る前に大泣きして、親御さんは本当に大変な思いをされているでしょう。
これは、発達過程での子どもさんの自我の発達と関係しているように思います。
2歳前後になってくると、欧米では、大変な2歳児(terrible child)といわれていますが、親御さんにとっては大変に手がかかる時期になってきます。
ちょっとしたことで、なかなか親の指示や注意に従ってくれい、余計にかんしゃくを起こして泣きわめいたりってことは頻発します(ただ、その程度は子どもによって個人差はありますが・・)。
自我に目覚め、自分の思い通りにならないと自己主張したり、親をてこずらせたりということが多くなりますが、これも発達過程の現象のひとつだと思われます。
このような場合は、お子さんは感情が前面に立っていますし、理性的に考えられるような年齢ではないので、親が感情的に対応するとますます泣きわめくという状況が続きます。
子どもプライドをもっています。わがまま、甘えだと叱りとばすだけだと、それに反発する反応だけがでてしまいかねません。そこで、まず、日頃より、これはお子さんの発達段階が次のステップには入ったと考えていただいたらと思います。
その上でお子さんが、お兄ちゃんになったこと、彼ができるようになったことなどを褒めてあげることからはじめてみましょうか?例えば、保育所にお迎えに行かれたら、彼に頑張って通所したことをすごく褒めてあげる。
そして、一緒に喜んであげるなどから始めてみましょう。親からほめられたり、一緒に喜んでもらってつまらないと思う子どもはいません。
是非そこからはじめていただきたいと思います。
それでも、なかなか、事がうまく運ばなければ、信頼できる小児科の先生にご相談されることも必要でしょう。
竹中先生 たけなかキッズクリニック 06.7.22
夜に手足をバタバタさせて転がり回ったりおきて座り込んだりしますが理由があるのでしょうか?
現在1歳2ヶ月の男児の母です。最近、夜寝ているときに激しく動き回っているのが気になっています。夜寝かせてから1,2時間は静かに寝ているようなのですが、少し時間が経つと足や手をバタバタ動かしながら右に左にと、ごろごろ転がったり、突然起きて座り込んだりします。
そのたびに布団に寝かせて背中をトントンたたいてあやしたり、おっぱいを飲ませたりするとおとなしくなり、またすぐに寝てくれます。でも、30分もするとまたごろごろと動き回ったり・・・の繰り返しでそのたびに起こされて私自身、ほとんど熟睡できません。こうやって動き回ったり、突然座り込んだりするのは何か理由があるのでしょうか?
昼間は元気に動き回って、離乳食も毎日4回(おやつを含む)しっかり食べています。よろしくお願いいたします。
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回答 たまごママネット医師団
睡眠が浅い状態のようです。睡眠には深い睡眠と、浅い睡眠があります。深い睡眠の時には静かにほとんど動きませんが、浅い睡眠では脳が覚醒状態にあり寝返りなど体動がみられます。
質問の動きはこの浅い睡眠にみられる動きのようです。
部屋が暑かったり、着せすぎの時に眠りが浅くなることがあります。
また、日中の運動不足や異常な興奮、不安などが眠りを浅くすることがあります。
おっぱいを与えることで落ち着くなら今の対応でよいと思います。
もし部屋の中を歩いたり外に出ようとする行動がみられると「夢中遊行」と呼ばれます。このようなときには、戸締まりをして危険なものを子どもの周りに置かないようにします。いずれにしても、焦らないでそのうち治ると考えることが大切です。
親が神経質になり子どもの接するとますますひどくなることがあります。
日中しっかり外で遊ばせて少し疲れさせ夜ゆっくり眠れるようにすることも大切です。
渡辺先生 山形県立中央病院小児科 06.6.7
子どもの生活リズムを直したいんですが。どうしたら良いですか。
娘の年齢は、1歳11ヶ月です。娘は、何かと昔からよくなきます。結婚してから私の性格が、イライラしやすくて、不安症です。だから娘も心が不安定なんでしょうか?穏やかに育ってもらいたいのですが・・・。
子どもの生活リズムを直したいんですが。どうしたら良いですか。私も疲れてまいっています。子どもの今のリズムは、起床9時・昼寝2〜4時・就寝11時です。夜は8時半には布団に行くようにしてるのですが、抱っこ・おっぱい・絵本、と何度も繰り返し、凄く元気でやっと眠りにつくのが、11時になってしまいます。もう、早く寝なさい!と何度もお怒ってしまいます。娘も仕方なく寝るような状態です。
いつも、優しいママでいたいのですが、できません。昼寝時も同じ状態です。自分も、娘を朝早く起こしたいのですが、夜中におっぱいや抱っこで起きるので、起こす気力体力がありません。私は精神的・体力的に辛いです。早ね・早起きのアドバイスをお願い致します。
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回答 たまごママネット医師団
私の外来で、子どもの発達障害や、行動異常で母子ともに治療させていただいているお母さん方がいます。
そのお母さん方の多くは、実母との関係が悪く、子どもの時にがみがみ言われ、心地よく抱かれたことがありません。
結婚して子どもができて、何ともしれない不安がつきまとい、頭痛がしたり、夜眠れなかったり、物忘れがひどくなったり、イライラしたりなどの症状が見られます。
子どもの姿に、記憶に上らない過去の思いが重なるようで、対象のない恐怖に襲われます。母乳がでている間は母乳を与えることでなんとか関係性を保っていても、母乳が終わってしまうと上記の症状がわき上がってしまいます。そんなときには子どもと楽しく過ごす練習がいります。
外来ではイライラしないように内服していただいたりもします。ご主人にじっと静かに見つめていただいて、暖かく包み込んでいただけると改善する場合もあります。
育児する姿をほめてもらえると、イライラが消えることもあります。もともと育児は集団で行うべきもので、母と子だけになってしまうとそれだけで、不安定になってしまいます。
実母との関係が良いときには、実家に帰ると改善することもあります。母と子どもだけになることを避けることは大切な方法の1つです。
睡眠不足はイライラの原因になったり、子どもでは落ち着かなくなったりします。
子どもの体内時計は25時間周期ですが、朝の光を浴びることで24時間に調整されます。朝の光を浴びることが最も大切で、食事や、昼間の活動、明るいうちの入浴などが24時間周期を維持するのに大切です。
子どもではよく昼寝をしますが、昼寝によって夜間の睡眠がとれなくなることがあり、そのような場合には、昼寝の時間を短くしたり、やめたりします。
昼寝せず、一緒に運動しては如何でしょうか。
夜間は豆電球の光でも眠れなくなる子どもがいますので、真っ暗闇にすることが大切です。
入眠前の本の読み聞かせは、多動児の治療や、言葉の遅れの治療としても行っていただきます。子どもにページをめくらせないことが大切で、叱って止めるより、最初は眠いときに本読みするとページをめくることをしないようです。声を出して本を読むと前頭葉が鍛えられ、自分の感情のコントロールをしやすくなることが知られており、本を読む母親のイライラが治まることもあります。それによっても、子どもの多動やイライラが改善することがあります。
1歳児はどんなに遅くても、10時には眠っていることが大切で、眠ることで、酸素を取り込むときにできる毒性の強い活性酸素で傷ついた脳の修復と、脳神経回路の構築が行われ、イライラしない頭の良い子どもになります。
白川先生 産業医大小児科 06.3.10
7ヶ月の女の子の生活リズムについて質問させて下さい。
家の子の現在の就寝は午前2時、起床はお昼の12時、午後4時位にお昼寝という生活をしています。もっと早く寝かせようといろいろ試してみたのですが、9時10時に寝ても夫の帰りが遅く(11時〜12時の間)その音で目を覚まし、その後いくら寝かしつけても5時位まで寝れず結局寝るのが遅くなってしまいます。家の子は新生児の頃からとても敏感で、ちょっとした音で目を覚ましてしまうので、今は夫が寝るのを待って寝かしつけて2時に寝るという生活が続いています。こんな生活をしていて体に影響がないか心配です。よいアドバイスがあれば教えて下さい。宜しくお願いします。
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回答 たまごママネット医師団
子どもの睡眠パターンは、成長と発達に伴い変化します。生後10週頃になると比較的まとまった眠りと覚醒が25時間の周期で現れます。この状態を放置すると、寝る時間が1時間ずつ遅れて行くことになります。
24時間周期に同調するためには、朝に太陽の光を浴び、昼間は明るくし、夜は暗くする規則的な交代と哺乳、食事、入浴、周囲の人間との接触、昼間の活動が大切です。
特に光環境が大切で、睡眠を司るメラトニンと呼ばれるホルモンの分泌は光に大きく影響を受けます。
朝の光を浴びず、昼間家の中にいて薄暗い環境で過ごし、夜電灯をつけて過ごしていると、メラトニン分泌は妨げられ、1日のリズムできにくくなります。
厚生労働省の調査によると2歳児で22時以降に眠る子どもの割合は1980年には29%、1990年41%、2000年58%と報告され経年的に増加しています。
このことは1日のリズムができにくいこと、睡眠時間が短くなることを示しています。
睡眠時間は、体の小さい動物ほど長く、フクロネズミでは18時間、ネコでは12.5時間、イヌは10.1時間、ヒトは8時間、ゾウでは3時間です。小さい動物ほど、呼吸数や心拍数が早く、代謝率が高いため、多くの酸素を消費します。
酸素を消費量が多いと、体内で産生される活性酸素の産生量も増加します。
活性酸素は生体にとって有害で、細胞を傷害したり、細胞の老化を促進したりします。細胞が分裂する臓器では新しい細胞ができ、傷害は消えてしまいますが、一部を除き新しく細胞ができない脳では、細胞傷害を睡眠、特に静かに眠っている時の睡眠が癒してくれます。代謝率の高い小さい動物ほど活性酸素の産生量が多いので、傷害が強く現れ、その修復に時間がかかるため、長い睡眠が必要なのかもしれません。メラトニンは、活性酸素を消去する機能があり、メラトニン分泌も脳細胞の傷害を軽減するのに有効と考えられます。
また、睡眠不足による生体リズムの乱れはステロイドホルモンの一種であるグルココルチコイドと呼ばれるストレスに関わるホルモンと、セロトニンと呼ばれる神経と神経の情報交換に必要な物質の低下をもたらします。
グルココルチコイドの低下によりアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患が悪化することがあり、セロトニン分泌の低下は、イライラしたり、切れやすくなったり、他人と上手に接することができなくなったりするなど情緒的な発達が悪くなることに関係しています。
脳細胞が傷害を受けることから知的な遅れも認められるようになり、適切な睡眠をとれない幼児には認知能力の遅れが見られ、それにより将来的に知的な低下がもたらされることも考えられます。
寝る子は育つと昔から言われていましたが、成長に必要な成長ホルモンの分泌は、睡眠が減っても1日の分泌量は変わりません。寝る子は人間らしく育つと言う意味です。
まずは、暗くなるとともに電気を消し、朝の光を浴び、昼間は外遊びをすることが大切でしょう。生まれてすぐの頃から、あまり静かな環境に置くとわずかな音で目を覚ますことがありますが、今回は1日のリズムができていないので眠りが浅く過敏であると思います。白川先生 産業医大小児科 05.9.7